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あいすまん

あいすまん

志願制従軍慰安婦

志願制従軍慰安婦

宮城隆尋

米兵にとってアメジョやイエローキャブと呼ばれる人たちは人間ではなく、性器である。だから顔やスタイルのいいアメジョは、品質の良い性器なのだ。だからこそ彼女らが傷付くことなど考えず、一緒にクラブに行って目の前で他の女とディープキスするし二股三股なんて茶飯事だし、やるだけやって兵役が終わって本国に帰還することになれば友人に紹介するのだ。やれるなら誰でもいいなんてのは当たり前だし、やりたい時にやれるように優しく扱うし、必要なくなれば友人に譲渡する。平和裏に輪姦されるシステムが成立している。白人や黒人というだけで足を開くのだから、ダッチワイフより安い。だから米兵は金もないのにわざわざタクシーに乗ってでも金曜土曜の夜には北谷や那覇にくり出すのであり、タチの悪いクラブで軽い女をお持ち帰りできればもうけもの、その女を自分の所有物にできればもっともうけもの。どちらも収穫がなければ道端歩いてる女をその場で強姦すれば良い。金網の向こうへ逃げれば捕まることなどないのだから。それも失敗したなら、あくせく働いてる農家のおっさんでもジープや装甲車で轢き殺せば少しは気が晴れるのではないだろうか。勿論金網の向こうへ避難すれば本国が保護してくれるから安心だ。日米地位協定のことは、海兵隊員のでき損ないのオツムでも知っているだろう。
アメジョやイエローキャブと呼ばれる人たちは、自分がナンパという平和的手段を用いられた志願制の従軍慰安婦であることを分かってて、それでも愛されていると勘違いできるほどオツムのおメデタイ人たちなのか。米軍が従軍慰安婦制度をとらないのは人権上の理由からだろうが、とらないでも暴動が起きずに士気を保てているのは、人権なんて奇麗事は埒外であり合理的根拠がある。それは、敗戦国に基地を置き政治経済を手始めに文化的にも侵略することで現地人の心に舶来コンプレックスを植えつけ、それによって現地の女がすすんで寄って来るようになるからであり、それだけではカバーできない(ナンパでは女にありつけない)男たちの分を、強姦を咎めない、という制度(地位協定)で補完しているにすぎないのだ。
援助交際をする女子中高生にも同様のことが言えると思うが、直接的に周囲の人に迷惑をかけてないからといって、自分を安売りすることが社会にどんな悪影響を及ぼしているか自覚すべきだ。女性の人権問題に関して咎められるべきは男性なのは100%当然のことだが、自ら人間であることを辞め、すすんで性器になりたがる女性がいるということが、女性を人間でなく性奴隷として扱う男性の存在を許しているというのは事実である。

初出:「偽パンダつうしん」(沖縄国際大学文芸部)


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